ポストコロナ~新市場・新事業への挑戦④/三和印刷(函館市)
2022年03月15日
UV印刷と新素材で
当社は、祖父の瀬尾京三郎が1949年に「ぼうに印刷所」として創業し、書籍や広報誌・商業用印刷物・チラシ等を中心に、函館を拠点とした道南全域に事業を展開しました。時代と共に印刷会社の役割や顧客のニーズも変化していきます。最近では広告企画・看板・WEB関連事業・動画撮影やイベント運営なども手掛け、常に時代の変化と顧客の要望にコミットした業務をしてきました。
昨年、事業再構築補助金を活用し新たな事業に着手しました。UV印刷機の導入により、一般的な油性印刷と比べ、乾燥の時間や手間が軽減され、印刷できる素材の幅も広がります。また、抗菌ニスで表面をコーティングする抗菌印刷物は、ウイズコロナの新たな需要が期待されます。
さらに石灰石由来の、耐久性、耐水性に優れ環境にもやさしい新素材・ライメックスは、紙やプラスチックの代用品として注目されています。ライメックスを活用することでSDGsを推進し、取り組む企業も応援できる製品が提供可能になりました。
ネット印刷が普及し、印刷物の役割も変わりました。そんな中、多様な機械と技術、柔軟な企画とデザイン力で顧客のニーズをカタチにできるのが当社の強み。最近よくご注文を頂くデザイン名刺もその一つです。
ものづくりは奥が深いから楽しい。これからも、自分たちがワクワクするものを提案していきます。今は同友会のメンバーと、私が好きなアウトドアを絡めた商品を考えているところです。