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産学官連携で循環型社会を/オホーツク支部

2022年03月15日

左から渋谷氏、窪之内氏、澤田氏、中井氏

 

 オホーツク支部は214日、2月支部例会をオンラインで開催し、47名が参加。3名の支部会員が、パネルディスカッションで循環型社会を担う自社の取り組みを語りました。

 

 林業の赤坂木材・渋谷光敏社長は、エース・クリーンの中井真太郎社長から木質飼料の原料である白樺丸太の相談を受けたことをきっかけに、林地残材の破砕作業を行うことになった経緯を紹介。

 

 それを受けて中井社長は、木質粗飼料「キャトルエース」を巡る連携事例を報告。廃棄物処理業の同社は、蒸煮装置の活用を模索するうち「木材を蒸煮処理し飼料化する」という研究事例を知り、研究機関や大学、畜産農家等を巻き込みながら木質粗飼料活用の可能性を広げてきました。

 

 「産学官連携の最大の成果は採用」と語ったのは環境大善の窪之内誠社長です。牛の尿から生まれたバイオ製品(消臭剤・土壌改良剤等)の製造販売を行う同社は、製品のエビデンスを残すため、北見工業大学と「共同研究講座」を開設。その後各大学から4名の大学院卒が同社へ就職しました。

 

 コーディネーターを務めた澤田農場の澤田篤史社長は「オホーツクと同友会を舞台にした連携事例を通して、自社事業を考える例会となった」とまとめました。