Honkiの石川社長 経営危機脱却の経験語る/函館支部
2022年02月15日
函館支部は1月12日、函館市亀田交流プラザで2022年新春講演会を開催し、オンラインを含め76名が参加。企業向けに採用活動のコンサルティングなどを展開するHonki(本社・大津市)の石川朋之社長が、事業内容や経営危機から脱却した経験などを報告しました。
同社は創業から数年後、積極的な投資を進めたため、収支が赤字となり最初の経営危機を迎えます。石川社長は同友会で組織運営を学ぶとともに、何が経営の制約になっているかを分析するTOCという手法を用いて社員から意見を聞き取り、経営を立て直しました。
コロナ禍が始まった20年には、企業の採用活動の先細りを受けて売り上げが80%減少。いち早く環境変化に対応するため、あらためて社員教育に力を入れたほか、社屋を改装しリモート研修体制を整えるなどの対策を講じました。この結果、地方自治体などからも研修事業を受託するようになり、21年度の売り上げは過去最高を見込んでいます。
石川社長は「ビジネスモデルをバージョンアップできた。コロナによって会社が強くなった」と結びました。