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同友会は、中小企業の繁栄と、そこで働く全ての人の幸せを願い、地域社会の発展のために活動しています。

22年新春講演会、YouTubeでも配信

2022年02月15日

2年ぶりに開催された新春講演会

 

 北海道同友会は17日、2022年新春講演会を札幌市内で開催し、YouTube配信での参加者も併せて266名が参加しました。

 

 冒頭、藤井幸一代表理事が、「今年は様々な困難があるが、共に学び合いながら乗り越え、皆で成長・繁栄を目指し、チャレンジし続ける年にしよう」と挨拶しました。

 

 続いて池山成俊北海道経済産業局長、鈴木直道北海道知事、秋元克広札幌市長からそれぞれビデオメッセージで祝辞を頂いた後、島根同友会代表理事の森山昌幸氏(バイタルリード社長)が「社長の仕事は未来創造!~社員の力を引き出す新事業戦略~」をテーマに講演しました。

 

 同社は交通計画コンサルタント、ITシステム開発業。過疎地域では交通問題が大きな悩みです。路線バスやタクシー会社も経営がひっ迫する中、高齢者に安心な、持続可能な地方交通をどう復活させるかを大きなテーマにしてきました。そこで、月額5000円程度で乗り放題できる定額制乗合タクシー事業「TAKUZO」を立ち上げます。高齢者が利用しやすいよう予約は電話、支払は口座振替。実証実験を行った島根県大田市では、高齢者が楽しむための外出回数も増えました。

 

 地域課題解決と仕事づくりを結合させ、経営計画を見直し、事業領域を掘り下げてきた同社。「新規事業戦略には『人を生かす経営』が不可欠。働きやすい職場づくりを目指し社員と共に経営指針を成文化し、科学性を柱に顧客解像度を高め、中小企業の強みを活かそう」と呼びかけました。

 

 続いて、今年の107日、8日に札幌で開催される「全道経営者〝共育〟研究集会(道研)」の佐々木和秀実行委員長がスローガンを発表。『SAPPORO Innovation~激動の中を仲間と共に~』と掲げ、「札幌から新たな学びと気づきを発信したい」と力強く語りました。

 

 最後に、閉会の挨拶で横山敏章札幌支部長は「今年の道研は参加者が切磋琢磨出来る場にしたい。沢山の仲間と共に自らを磨き、よい会社、よい経営者、よい経営環境づくりを進める年にしよう」と述べ、新年の決意を新たにしました。