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海外事例から地域ビジョン学ぶ/函館支部道南みらい創造委・政策委

2022年01月15日

事例を語る古地氏

 

 函館支部道南みらい創造委員会と政策委員会は115日、函館事務所と、オホーツク並びにしりべし・小樽両支部会員をオンラインで繋ぎ、地域ビジョン策定に向けた合同委員会を開催。22名が参加しました。

 

 学習会では、北海道教育大学函館校准教授の古地順一郎氏が「ハリファックス・パートナーシップの事例から学ぶ」と題し話題提供。「ハリファックス市は1990年代に、カナダ政府の方針転換で経済危機に陥った。現在の目覚ましい発展の原動力は産官学の協働。地域の生き残りをかけ、市長が理念的な枠組みをデザインして明確な役割分担を行った。経済人によって組織された経済開発団体ハリファックス・パートナーシップが経済開発計画を作成し、市議会が承認した上で実行。そして、専任の経済学者が各種統計データを分析し公開することで世界中からの投資を受けている」と事例を紹介しました。

 

 また、同市の様々な属性のリーダー達がそれぞれの切り口から同じビジョンを語る姿勢を取り上げ、「同市の成功は、多様な人材のベクトル合わせにより、地域が一体感を持って取り組めたことにある」と述べました。

 

 続いて開催された委員会では、函館支部から地域ビジョン策定に向けて、オホーツクビジョンやプロスポーツをテーマに学習会を行っていることを報告。オホーツク支部からは、オホーツクビジョン普及部会が中心となり支部内にビジョンを浸透させる取り組みを、しりべし・小樽支部からは、小樽・山麓両地域での地域ビジョンづくりについて報告がありました。