感染拡大でも道外進出 2代目経営者の覚悟/札幌支部
2021年11月15日
札幌支部連続企画「コロナ時代の経営戦略」の第7回目が10月4日に開催され、内池建設の内池秀敏社長が報告者として登壇し、63名が参加しました。
はじめに内池氏は、2代目経営者として直面した「危機」について語りました。
社長に就任した2007年当時、公共事業の縮小や本社所在地の室蘭市の人口減少、さらには多額の不良債権を抱えていたこともあり、打開策として札幌進出を決断します。そして、札幌では無名に近い同社にとって、新市場開拓のためにコンビニ建築事業やリフォーム事業、不動産事業などにチャレンジするも苦戦が続きました。
そんな中、辿り着いた事業が「戦略倉庫」でした。倉庫・工場建築は競合が少なくECサイトの成長で需要が拡大。さらにはブランド名をわかりやすくしたことで売り上げが格段に伸びました。
自身の経営哲学を「ハングリーであれ。愚か者であれ」と表し、周囲の反対を押し切り、コロナ感染症が拡大した昨年4月に敢えて仙台への進出を開始。結果として今年の5月には仙台と埼玉のオフィス開設と受注に繋がりました。
最後に「とにかく行動し成果を出す。すべては自分の責任」と2代目としての覚悟を語り、締めくくりました。