幹部の目指す姿学ぶ 管理職実践セミナー
2021年10月15日
全道共育委員会は8月26日、管理職実践セミナーを開催し、全道から17社39名が来場・オンラインで参加しました。
テーマは「管理職に求められる、組織・職務・人材育成とは何か?」。サンコー佐藤幸治社長(札幌支部)が報告しました。佐藤氏は大学時代の同社でのアルバイト経験を経て正社員として入社。全ての事業部の責任者を経験した後、昨年社長に就任しました。
佐藤社長は幹部社員に求められる要素を、組織、職務、人材育成の3点にわたって次のように提起しました。
①組織では若手社員に経営理念、ビジョンを理解しやすいように自分なりに翻訳して伝え続けること。
②職務では業務分担の決定、適切な業務指示、業務進捗の確認を自分の責任として行うこと。業務等について説明して部下が納得したように思えても、完全に一致していないことはリスクとして念頭におくこと。
③人材育成のメリットは、自分自身の成長に繋がり、人間関係の構築にも役立つ。部下とのコミュニケーションを密にとり、人格や能力をまずは把握することが大切。
最後に日頃から心がけている言葉として「ほうれんそう(報告、連絡、相談)のお(怒らない)ひ(否定しない)た(助ける)し(指示する)」を挙げた佐藤氏。「おひたし」を心に刻み成長を応援しよう、とまとめました。
参加者からは「部下の成長には自分の時間を使う覚悟、または愛情をもって成長を見守り続けるという言葉に考えさせられた」と感想が寄せられました。