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中小企業らしい働き方改革で挑む 勇建設の坂昭弘社長が報告/札幌支部

2021年10月15日

参加者の質問に答える坂社長

 

 札幌支部は連続企画・コロナ時代の経営戦略を開いており、913日の第5回では勇建設の坂昭弘社長が報告し66名が参加しました。

 

 坂社長は、建設業界は影響が少ないが「今後は工事発注量が減少し競合が激化する」と予想し、非接触で業務を進めるべくITインフラの整備やデジタル化が加速し「ますます効率化による生産性向上が求められる」ことを指摘。加えて慢性的な人手不足かつ、従事する3分の155歳以上のため、各社が10年後を見越した若手人材の確保に奔走しています。

 

 これら業界の課題を乗り越えるため同社が力を入れているのが働き方改革です。2017年に道内の建設業で初めて健康経営優良法人に認定されたのは「年に一度は本社に顔を出す機会として、全従業員が健康診断を受ける習慣があった」ことが最大のポイントでした。行動憲章に『社員一人ひとりが活力にあふれ意欲を持って働ける職場づくり』を掲げる意味を確認し、分煙の徹底や女性社員の婦人科検診利用を勧奨しています。

 

 自動販売機の一部を特定保健用食品に切り替えるなど「取り掛かりのハードルを低く、達成意欲を促すことが重要」と話し「社内で実施しているコロナ対策を、働き方改革の第一歩と捉えてみては」と参加者に投げかけました。