経営指針は大切 小原氏が講演/西胆振支部7月例会
2021年09月15日
西胆振支部は7月27日、アングル(苫小牧)の小原隆介社長を迎え、「社員の恩返し精神で業績回復!~緊急事態宣言で気づく経営指針の大切さ~」をテーマに7月例会を開催。48名が参加しました。
小原氏は、社長就任時に「社員の経験や知恵を生かし、社員が自己実現を叶えられる会社にしたい」と経営指針研究会に入会。研究会で学ぶ中で、「弱みを見せたくない」と人に相談できない自分に気付きます。「これからは恥をかき、気持ちを伝えよう」と決め、経営指針を基に権限移譲や本音で意見を言い合える職場づくりに取り組みました。
社内風土調査アンケートで社員の声に真摯に向き合い、業績回復が見えたところにコロナ禍で一転。緊急事態宣言で休業を余儀なくされます。しかし、社員が自らの意思で「今こそお客様に恩返ししよう」と動き出し、業績も回復に向かいました。「自分も人(社員)に生かされていると感じた」と小原氏。参加者からは「社員面談をしているが、労使で学び合う視点が欠けていたと気づかされた。早急に見直したい」と実践につなげる声が寄せられました。