地域を良くするビジネスを生む/函館支部7月例会
2021年09月15日
函館支部は7月28日、函館地域産業振興財団と共催で支部7月例会を開催。サンクラッド(香川)の馬場加奈子社長が「〝地域のためになる〟をビジネスにするヒント」をテーマに講演し、函館国際ホテルに会員や創業希望者など80名が集いました。
馬場社長は、子どもの成長に合わせた制服の買い替えが経済的に困難だった経験から、学生服リユースショップ「さくらや」を2011年、香川県高松市に開業しました。
当初は中古制服を扱う店に馴染みがなく客足が伸びませんでしたが、積極的なSNS発信、口コミなどが功を奏して、母親を中心に地域の人が集まる場所になっていきました。メディアに取り上げられると、取組みに共感した問合せが殺到。子育て中の女性でも起業しやすいパートナー制度を構築し、全国に60店舗以上を展開しています。
お客様との会話の中で様々な社会課題に触れることが多い馬場社長。SDGsに出会い、自社の取組みが課題解決につながることに気づいたといいます。更に人や組織を巻き込み、新たな事業を生み出していきたいと語りました。