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全道経営指針委がアンケート 6割が経営指針を作成 社内・社外への公開は5割

2021年08月15日

 全道経営指針委員会では、毎年「経営指針成文化・実践に関するアンケート調査」を実施しています。本年も126日に会員企業(5791社)アンケートを送付し、217日までに回答のあった206社分についてまとめました(表1)。サンプル数が少ないので、ひとつの目安としてご利用下さい。

 

 

 「経営指針(理念・ビジョン・方針・計画)の成文化について」の問いでは、「理念」「ビジョン」「方針」「計画」を社外・社内に公開したという企業は50%を超えました。また、「作成したが未公開」と回答した企業も含めると、623%の企業が「理念」「ビジョン」「方針」「計画」を作成していました(図1)。

 

 

 「経営指針の社内共有の状況について」は、「社内に経営理念を掲示(86社)」「会議などで不定期に周知(53社)」「採用時に説明(50社)」が上位を占めました。自由記述には、「手帳にして共有」「給与明細に方針記述」などがあり、共有に工夫していることが伺えました(表2)。

 

 

 「経営指針実践の成果について」の問いには、「経営者の意識が高まった(55社)」「幹部の自覚が高まった(48社)」「社員の士気が高まった(47社)」が上位を占めました。このことは、「労使見解」を踏まえ、「経営指針」を成文化し実践することが、「全社一丸の企業づくり」に結びつくことを表しています(表3)。