新卒採用で職場活性化　定着力向上へセミナー開催／道北あさひかわ支部

2021年07月15日

　道北あさひかわ支部は5月25日、共同求人委員会とあさひかわ合同企業説明会実行委員会の共催で採用力・定着力アップセミナーをオンライン併用で開催し、12名が参加。「新卒採用を続ける理由」をテーマに、温泉宏楽園の米山佳宏専務（しりべし・小樽支部会員）が報告しました。

　顧客サービスの水準を高めると共に、従業員の休日を確保するために新卒採用を継続している同社は、入社3年目までの離職はほとんど無いといいます。米山氏は「毎年地元から新卒を採用しており、年齢の近い先輩とのコミュニケーションがとりやすい上、先輩社員も後輩から刺激を受け頑張っている。新卒採用の継続が、職場の活性化につながっている」と語ります。

　さらに大切にしてきたことは、地元学校の先生方との信頼関係づくりです。「地元から継続採用するためには、新入社員の母校の先生方に近況を知らせる等きめ細かい対応が大切。そうした積み重ねで、学生に当社を紹介してもらえるようにもなった」と米山氏。コロナ後の売り手市場を想定し、引き続き就職先に選ばれる魅力ある企業づくりが求められていることが明らかになりました。

　参加者から「やはり若い社員が増えると会社の雰囲気は変わる」との感想も出され、新卒採用の重要性を再確認するセミナーとなりました。