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【我が社の自慢 47】リサイエ(中標津町)

2021年04月15日

築52年の空き家をリフォームした物件

 

壊さず新たな価値創造

 

 我が社の自慢は、「建物を壊さない解体屋」というコンセプトです。社名は「再彩家」という意味で、解体業として引き受けた住宅や空き家をリフォームして賃貸物件にするなど、このコンセプトのもと新たな価値を創造しています。

 

 この事業のきっかけは、父から受け継いだ解体業に専念する中で、まだ使えそうな家屋の解体依頼が多かったことでした。依頼主は高齢者が多く、賃貸できそうな物件でも解体を望む人が多いのです。また、空き家解体は多額の費用がかかるため、放置する人も少なくありません。2016年頃、まだ使える空き家を買い取り修繕して賃貸を始めてみると、家族連れやペットを飼っている人など様々な住環境を求める入居希望者がいることが分かりました。そこで、空き家を有効利用する社会的意義を見出し、空き家活用新事業の「リサイエ」を立ち上げ本格的に事業を開始しました。

 

 通りかかった町内の解体作業中の建物がまだきれいだったため、頼み込み作業を止めてもらい、その建物を買い取り修繕したこともあります。その後仲間の会社の社員が入居しており、壊さなかったことで新たな暮らしを創造出来ました。

 

 「解体業」「不動産業」それぞれの視点から、壊すべきものと新たな価値を生み出す建物とを見極め顧客に提案することが、わが社の使命です。

 

▽設立=2018年、会員=代表取締役社長・山川優貴、事業内容=不動産・売買・仲介、空き家管理、社員数=2名