余市町の齊藤啓輔町長が講演 豊富な食で地方創生/しりべし・小樽支部農経部会
2021年04月15日
しりべし・小樽支部農業経営部会は、3月9日に第19回総会を開催。第2部の記念講演では、余市町の齊藤啓輔町長が「食と観光を活かしたまちづくり」をテーマに報告、オンラインを含め30名が参加しました。
豊富な食の資源を余市町のまちづくりの中心に据え、地方創生を目指す齊藤町長。将来的な人口減少が予測される中で、地方創生に取り組む過程を報告しました。
齊藤町長は「余市町は北海道有数のワインの生産地だが、世界に目を向けると我が町よりも人口が少ないながら、生産性の高さと、高付加価値化によってワインを産業の基盤として確立している地域がある。世界的に高い評価を受けるようになってきた余市町のワインにも、十分そうなり得るポテンシャルがあると思っている」と語ります。
続けて齊藤町長は「余市町にはワインだけでなく、リンゴやブドウなどの果樹、野菜など質の高い農作物がある。この素晴らしい商品を活かして、地域の所得を上げることが自分に課された使命であり、それこそが地方創生につながる」と述べ締めくくりました。