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発達障害の特性理解を オホーツク未来塾で佐藤氏講演

2021年04月15日

参加者の質問に答える佐藤氏

 

 オホーツク支部は3月17日、経営者と社員が共に学ぶオホーツク未来塾第3講を開講しました。「発達障害および精神障害の基礎」をテーマに、日本赤十字北海道看護大学精神看護学領域講師の佐藤智美氏が講演。16名がオンラインで参加しました。

 

 佐藤氏は、DSM―5という診断基準において、発達障害は神経発達症といわれ、知的能力障害群やコミュニケーション症群など7種類の診断があると説明。その中から、全人口で7・4%(合算)の人がかかえているといわれる、自閉症スペクトラム症(ASD)1%、注意欠如・多動症(ADHD)2・4%、限局性学習症(LD)4%について、症状毎に事例を交え対応や関わり方を解説しました。

 

 さらに、職場でみられやすい精神障害である①うつ病②適応障害③強迫性障害について、発症の原因や発症後の対応について説明。「職場の仲間として馴染みやすい雰囲気をつくること。本人が苦手なことだけでなく、仕事に活かせる得意な面を共に探すことが大切」とアドバイスしました。