とかち支部会員が開発・加工のハンバーグ　「宇宙日本食」認証受ける

2021年03月15日

　十勝スロウフード（藤田惠社長、とかち支部会員）が開発した「北海道産牛肉とミニトマトのハンバーグ（商品名：コスモバーグ）」が1月18日、JAXA（宇宙航空研究開発機構）から「宇宙日本食」の認証を受けました。ハンバーグの焼成までを十勝スロウフードで、トマトソースの製造やレトルト加工はエア・ウォーター十勝食品（東勝巳社長、とかち支部会員）が行いました。

　宇宙日本食とは、国際宇宙ステーション（ＩＳＳ）に滞在する日本人宇宙飛行士に供される食品で、今後は世界中の宇宙飛行士への提供も視野に入れています。安全で長期保存が可能、衛生性が高く、危険要因が発生しないなど厳しい基準をクリアすることが求められます。

　藤田社長は、2018年から認証取得を目指し、様々な機関と連携しながら課題を解決。道産食材を90％以上使用し、宇宙飛行士の健康面に配慮し、無添加でおいしく食べられるような宇宙食を開発しました。地上では湯せんで食べるのですが宇宙では、そのまま、または専用の加温器で温めて食べます。