苦境を乗り越える経営戦略 秀岳荘の小野社長が講演/函館支部
2021年03月15日
函館支部は1月29日、函館市亀田交流プラザで2021年新春講演会を開催。アウトドア用品の販売を手掛ける秀岳荘(札幌支部)の小野浩二社長が「コロナ禍を生き抜く経営戦略」と題し、売り上げ減少などの苦境を乗り越える自社の体験を語りました。
小野社長は、例年かき入れ時となる4―5月の大型連休が前年は国の緊急事態宣言、休業要請と重なり、売り上げが約2億円減少したと報告。
営業再開後には、LINEクーポンを活用した利用客の分散による感染予防のほか、クーポン発行の事前予告、商品を取り置けるサービスなど、売り上げ回復の両立を図る工夫なども行いました。折からのキャンプブームも追い風となりV字回復を果たし、10月時点で前年度実績の売り上げを達成しました。
福利厚生面では、アウトドア活動やスポーツ大会出場を積極的に助成。商品の使い方や道内のアウトドア、スポーツ事情に熟知した店員を育成することで「顧客がその店員のファンになってくれる」と、新たな顧客獲得につながるメリットを強調しました。