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同友会は、中小企業の繁栄と、そこで働く全ての人の幸せを願い、地域社会の発展のために活動しています。

【講演録】先見据え次の一手 コロナ対応経営戦略セミナー(くしろ支部)

 くしろ支部は1127日、コロナ対応経営戦略セミナーを開催し、支部会員2名がコロナ禍の先を見据えた企業変革の実践を報告しました。概要を紹介します。

 

三ッ星レストランシステム(釧路) 谷川富成社長

 

 当社は、回転寿司なごやか亭など、26店舗を経営しています。コロナの影響で、年間35憶円程度の赤字が出ると試算し、売上げが激減する中でも維持できる企業体質づくりに努めました。社員の生活を保障し、安心感を持ち働ける環境を整え、働く意欲を引き出すのが経営者の役割。各店の努力で、売上も昨年対比85%程度に持ち直しました。

 

 4000万円程の経費をかけ、社員と共に店舗の衛生管理を徹底しています。使い捨てプラキャップの全商品への導入は寿司の鮮度を保ち、商品力向上に繋がりました。難局で経営判断が迫られた時、同友会で学んだ経営理念の重要性を実感しました。お客様に還元できることは何かを考え、業態を進化・深化させ、新たな市場を開拓しています。「地域にも、社員にも愛される企業をつくっていく」。これが、当社の次なる一手です。

 

すずき(根室) 鈴木新一社長

 

 すずきは、根室に本社を置き眼鏡や時計などを販売しています。私は3代目社長として、衰退する地域経済に危機感を抱き、2013年に日系初のメガネ専門店をベトナムのホーチミンで開業しました。ベトナムには大きなマーケットと夢があり、地方都市からの海外参入は厳しい環境でしたが、「攻撃は最大の防御」と考え、中小企業ならではの隙間を狙った戦略で進出しました。

 

 人材を受け入れ育成し、そして送り出す時代が来ています。基本を徹底する事が特別になり、海外ではより価値を生むのです。経済低迷に特効薬はありませんが、意識が変われば人生が変わるとの信念で、創業者のような気持ちで勝負しています。苦しい中でも前向きでいられるのは、従業員や仲間に支えられているからです。皆に感謝し、挑戦を続けていきます。(ベトナムから報告)