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曲イ田中酒造 渚の会11月例会でコロナ禍の挑戦を報告(しりべし・小樽支部)

講演する田中社長

 

 しりべし・小樽支部女性部会渚の会は1118日、曲イ田中酒造の田中一良社長を迎え「コロナ禍での挑戦~造り酒屋の消毒用アルコール、開発と今後の展開~」をテーマに11月例会を開催。8名が参加しました。

 

 昨年3月以降、コロナ禍の影響で観光造り酒屋業の同社は甚大な影響を受けました。更に製品在庫に加えて契約済み原料米が倉庫に積み上がり財務面を圧迫します。しかし、田中社長は赤字覚悟で雇用維持を決意。新卒採用してきた若い社員達の意欲を萎えさえないために「休業はしない」と宣言しました。

 

 かねてより自社の事業領域は「醸造技術を活かした発酵屋」と捉えていた田中社長は、技術と設備を生かして消毒用アルコール製造を模索します。おりしも国内の消毒剤がひっ迫。4月に免許が緩和されると5月には自社製造を開始。北海道産米100%の消毒用アルコールが完成しました。すぐに要望に応えて小樽市へ1000本を寄贈したほか自治体や道内企業へ販売し、その後は店頭販売も開始しました。

 

 田中社長は「自社の強みを生かして急激な経営環境の変化に対応し『社会貢献できる製品を作り出せた』と社員の士気も向上している」と語りました。現在は、差別化を図るため肌に優しい消毒用アルコールの開発を進めています。