地域商社キットブルーの大塚氏が報告/とかち支部 大樹・広尾地区会
2020年11月15日
特産品を国内外に発信
とかち支部大樹・広尾地区会は9月23日、合同の9月例会を開催し、20名が参加しました。「積丹半島からの挑戦 地域商社キットブルー~神恵内村・岩内町・泊村 3つのまちから『売れる』をつくる~」と題して、キットブルー執行役員の大塚英治氏が報告しました。
キットブルーは神恵内・岩内・泊、3つの町村が連携して2017年に立ち上げた地域商社です。「持続可能な漁村まちづくり」をミッションとして、漁業者の所得向上や後継者問題の解決、増養殖事業の確立などに取り組んでいます。産地と消費者をつなぎ、特産品であるナマコ・ウニ、豊かな自然環境も含めて地域の魅力を国内外に発信しています。
海外企業とのビジネスマッチング機会の創出や電子取引を活用した個人向け輸出を行い、海外への販路拡大も模索しています。
また、ICTを駆使した陸上養殖のプロジェクトがあります。波の荒い日本海は養殖には不向きなことから、環境や餌を制御でき、安定的な生産ができる陸上養殖に18年から取り組みました。
広尾町で漁師をしている参加者からは「自分の町でも陸上養殖に挑戦してみたい。ぜひ視察に行きたい」という感想がありました。