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車イス生活になっても 建築士の牧野氏が報告/札幌支部女性経営者部会

2020年11月15日

体験報告する牧野社長

 

 札幌支部女性経営者部会は1014日、10月例会を26名の参加で開催。ユニバーサルデザイン環工房の牧野准子社長が「車イス建築士の目線から見えるもの、あなたの思い込みが大きく変わる」をテーマに報告しました。

 

 15年前に進行性の難病を発症し、車イス生活を余儀なくされた牧野氏。立ち直るきっかけの一つが、福祉車両に出会い自ら長距離移動することができるようになったことでした。その喜びが、生きることへの自信につながります。「生活の多くは我慢の連続となりましたが、できなくなったことを残念と思うより、できることさえしなくなっては残念だと思うようになりました」と当時を振り返ります。

 

 最後に「自分は障害者だ、と思って仕事をしたことはありません。できなくなったことを悔やむより、障がいをもったことで初めて伝えられることこそ自分の強みとして、これからも自分らしく生きていきたい」と結びました。