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チャンス掴む鋭さ磨く 曽根代表理事が報告(苫小牧支部)

2020年09月15日

「毎日がチャンス」と語る曽根氏

 苫小牧支部は729日、7月例会をオンライン併用で開催しました。「代表理事が語る未来とは~事業承継と中小企業のM&A~」をテーマに、曽根一代表理事(ネクサス会長)が報告しました。34歳で同友会に入会し、翌年父から社長を引き継ぎます。2008年のリーマンショックで、かつてない危機に直面。企業は社長の姿勢で変わることを身をもって経験します。そして同年、支部長に就任しました。

 

 曽根氏は、これまでに5社のM&Aを行ってきました。ある地元老舗コーヒー店の経営者から、後継者問題の相談を受けて引き受けることになり、元経営者は現在副社長として活躍しています。M&Aを他社の事業承継とし、地域から一社もなくさず、中小企業を地域の財産と捉える実践は中小企業と地域のあり方に一石を投じました。

 

 コロナという困難は大きな変革の契機で、何がきてもぐらつかない経営を目指す時であり、「どう生き抜くのか」という構えが、未来を考える源になると強調。最後に、希望を持ち、チャンスを掴む鋭さを磨き、恐れずに進んでほしいとエールを送り、「同友会を知らずに苦労している経営者を地域につくらないための活動を多いに推進しよう」と結びました。