地元で働く喜び知って 別海高生と企業が懇談会(くしろ支部)
2020年09月15日
くしろ支部別海地区会は7月20日、「別海高校生と地元企業の懇談会」を同校体育館で開催しました。会員企業を中心に、同町に事業所がある建設、農業、信金、福祉関係など11社が参加。体育館に企業別のブースをつくり、就職を目指す生徒など3年生29名が参加しました。
懇談会は町との共催で2014年から毎年開催。同高の生徒が地元企業を知り就職を考える機会として、地域発展と雇用維持に役立っています。
各ブースには新型コロナウイルス対策でビニールシートを吊り下げ、説明者と生徒の間を仕切りました。生徒は15分交代で5カ所のブースを回り、各社の社長や人事担当者との会話から、働くことの楽しさと理想の社会人像を学びました。
参加した生徒は「身近にある企業や職業の話を聞き、地域にまだ知らない事がたくさんあるのだと驚いた。自社の理念や従業員を想う気持ちを生き生きと語る経営者の姿が魅力的で、自分もこのような人たちのいる会社で働きたいと思った」と、懇談会での印象を話しました。
同町では、09年の中小企業振興基本条例の制定後、インターネット上で閲覧できる「別海町企業マップ」を開設し、町内約120社から収集した企業情報(仕事内容、自社PR等)を公開しています。
髙橋宗靖地区会長(高橋工業・代表取締役)は「生徒の皆さんは『企業マップ』を活用し、企業研究をしながら地元の魅力を知ってほしい。コロナに負けず、自信を持って働く皆さんを地元企業は期待しています」と参加生徒にエールを送りました。