函館支部６月例会、藤井代表理事　経営理念と行動指針共有を

2020年08月15日

　６月25日、函館支部６月例会が開催されました。報告者にサンマルコ食品代表取締役社長の藤井幸一氏（北海道同友会代表理事）を迎えて、テーマは「自社の危機をどう乗り越えるか」。新型コロナウイルス対策のため、支部初の試みとして報告者がリモートで出演。会場参加者とオンライン参加者をあわせて、50名を超える方が学び合いました。

　２００７年の食肉偽装事件、11年の東日本大震災、18年の胆振東部地震のブラックアウトと、数々の危機を乗り越えてきた藤井社長。コロナ禍での対応においては、07年の経験が大きな教訓となっています。まずは社内で感染しない、させないという方針を徹底。そして経営者として、幹部・社員と逃げずにことにあたる。また、ぶれない哲学として経営理念と行動指針を社内で共有することの大切さを実感したと話されました。

　最後に、①情報の共有②現状を嘆かず未来を見据える③時間を無駄にせず、社内で今取り組めることをする④財務を強化する、以上の４点をこの間の経験と教訓や実践として伝え、閉会となりました。

　今回は宮城同友会からも４名の参加があり、新たな例会のもち方としても示唆に富むものとなりました。