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商品に付加価値を消費者と支え合う 例会でパネルディスカッション(札幌支部農業経営部会)

2020年08月15日

アフターコロナを見据えた各社の考えを述べました

 

 札幌支部農業経営部会は、2月以降開催できずにいた例会を7月20日に半年ぶりに開催しました。参加28名の半数はZoom参加でした。

 

 テーマは「コロナ禍の影響とアフターコロナに向けて」。パネラーには農業生産者としてAmbitious Farm代表取締役柏村章夫氏、流通業者として水戸青果代表取締役水戸康人氏、飲食業者としてブレンドワークス代表取締役前川裕一氏の3名を迎えました。

 

 農業生産者の多くがコロナ禍後の見通しに不安を感じている中、まさに緊急事態宣言下に甚大な影響を受けた三者に、今後の変化を見通しや、どのような手を打っているのかをそれぞれパネルディスカッションで伺いました。

 

 「経済が完全に元に戻るのは難しいかと感じているが、逆に今の状況はチャンスだと思っている。お客様との共生、消費者とお互い支え助け合うような関係性を作っていきたい」(柏村氏)

 

 「生産者が作ったこだわりの品を一旦自分のところで集め、『こだわりの北海道野菜』として付加価値をつけてすすきの、さらに道外の飲食店や旅館に提供していきたい」(水戸氏)

 

 「今後はコラボ型の商品が必須となってくると思う。よりお客様が満足を得られるような売り方や発想が、生き残るためには必要になってくる」(前川氏)と、三者三様の考えを語りました。

 

 コーディネーターのトライアド代表取締役三原広聡氏は、「非常に濃くて現実的で、生々しくかつ有益な情報を頂きありがとうございました」と感想を述べました。