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【コロナに負けるな!各社の取り組み】感染症から職員とライフライン守れ(登別ガス)

2020年08月15日

 登別ガス(佐々木宏樹部長・西胆振支部)は、自社のBCP(事業継続計画)に基づき、3月234月12日、さらに4月215月10日の期間、職員を事務所と在宅に分離することで、職員を感染症から守り、ガス供給を継続する対策にいち早く取り組みました。

 

 BCP策定のきっかけは、2009年の世界的に流行した新型インフルエンザです。「もし全職員が感染したら、ガスの供給は守れない」という危機感から、幹部で対策マニュアル作りを始めました。そして11年、東日本大震災を経験し、本格的なBCP策定に着手します。さらに18年の北海道胆振東部地震を契機に、全職員によるBCP策定に取り組みを広げました。

 

 BCPは災害対策に限定されがちですが、同組合では感染症や人為的な事故、コンピューターウイルスの侵入など、あらゆるリスクを想定しています。しかし事業継続計画を現場へ落とし込む作業は、口で言うほど簡単ではありません。佐々木氏は「いざという時、動けるように全職員で策定に関わりことで、浸透しサポートし合う環境づくりができる」と指摘します。

 

 コロナの影響で物販部門は前年比50%ダウンという状況ですが、BCPと経営計画が重なり合う未来への挑戦が続いています。