【新型コロナに負けるな！】ドライバー有志　観光研究会発足（moomoo―taxi）

2020年07月15日

　新型コロナウイルスは基幹産業を観光とする函館、道南地域へ大きな打撃を与えました。北海道・函館ｍｏｏｍｏｏ―ｔａｘｉ（モーモータクシー）は、その名の通り牛柄のユニークな車体で市内でもひときわ目を引きます。同社では2月末から影響が出始め、回復にはまだ時間がかかるとみています。

　そんな中、社内から自発的に「観光客向けのサービスを充実させよう」と、ドライバー有志で「観光研究会」が発足しました。業務の空いた時間に集まって座学と、実際に皆で観光地に赴き、ガイドブックにも掲載されていない知識や情報を蓄積・共有しています。思い出をベストな形で持ち帰ってもらうために夜景や名所の記念撮影スポットに行き、撮影の練習も行っています。

　観光客の需要・興味はさまざまで、時間の制約もあります。その中で、最適なコースを選定し満足してもらうことが重要です。同社では新たな配車システムの導入や、交通系ＩＣカードでの決済システムなど、積極的な効率化とサービス向上を図っています。

　「コロナ禍終息後に遅滞なくお客様に喜んで選ばれる会社になる。そのために今は力をためている期間」と、厳しい状況でも前向きに小川司社長は語ります。