【新型コロナに負けるな!】地域密着に活路 対面販売手応え(マルコウ福原伸幸商店)
2020年07月15日
マルコウ福原伸幸商店(福原江太社長、しりべし・小樽支部)は、2月から新型コロナウイルスの影響を受けて受注が激減する中、観光地や道外へ向けたニシン卸売業から、新たな事業の柱として地元消費者へ向けた水産加工品の小売販売に活路を見いだそうとしています。
福原社長は在庫過剰になったカットにしんの販売促進のために、ホームページを自前で改修し、SNS投稿回数を増やしましたが成果にはつながりません。しかし、レシピ付チラシを手配りし、背に腹はかえられず配達も開始したところ、口コミが広がり在庫の7割を販売。コロナ禍を転じて、これまで実現できていなかった魚を加工して卸す「魚屋」から、総菜や酒の肴を提供する「肴や」への転換を模索しています。
福原社長は「今は地域の方に助けていただいている状況」と感謝し、「お客様の声を直接聞ける対面販売に手応えを感じています」と語りました。