2020年新年交礼会に535人参加
2020年02月15日
次代へ力強い第一歩
100周年見据えより良い環境づくりを
北海道同友会は1月14日、2020年新年交礼会をロイトン札幌で開催しました。535人が参加して、次代へ踏み出す51年目の第一歩を彩る熱気あふれる交礼会となりました。
新春講演会では、吉村代表取締役社長の橋本久美子氏(東京同友会理事)が「同友会は経営者の宝島~社長が変わる、社員が変わる、企業が変わる、そして業界を変える~」をテーマに講演しました。
同社は日本茶のパッケージを作る会社。お茶は急須で入れるものから、ペットボトルに急速に変わっていく中で、橋本氏は主婦から3代目社長に就任します。
企画・デザインから一貫生産する18億円もの設備投資をした矢先、3・11の福島原発事故が発生。新茶から相次いでセシウムが検出され、売り上げが止まります。この苦境に真正面から向き合い、社会性・科学性・人間性の観点を持った理念の重要性を認識し、組織は人ではなく理念についてくると実感。心理的安全性が高く、社員が責任を全うできる会社こそが相思相愛の組織だと話します。
そして、社員と共通言語で語り合う土台を作ることが大切と強調。過去に起きたクレームにユニークな名前を付けて社員と共有するなど、さまざまな仕掛けの一端を紹介すると、参加者は耳をそばだてて講演に聞き入りました。
続く新年交礼会では、守和彦代表理事が年頭あいさつ。「昨年は6000名会員の達成、創立50周年式典の挙行、そして新事務所への移転と、まさに次の100周年の土台を築いた歴史的な年となった。ことしは同友会の目的であるよい会社・よい経営者・よい経営環境づくりを再確認する年にしよう」と呼び掛けました。
来賓の三木一弘経済産業省北海道経済産業局産業部長、土屋俊亮北海道副知事、石川敏也札幌副市長が祝辞を述べ、新年の躍進を願い力強く鏡開き。前田繁利北海道信用金庫理事長の祝盃で祝宴に移り、参加者は和やかに新年の抱負を語り合いました。
7月14、15日に札幌で開催する中同協第回定時総会のPRが続き、曽根一代表理事が閉会あいさつしお開きとなりました。