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気流

2020年02月15日

 「ONE TEAM」日本中を熱狂させたラグビー日本代表のテーマです。ラグビーは15人でチームを組み、ボールを相手の陣地に運ぶ競技です。それぞれのポジションには明確な役割があり、選手一人一人には戦略・戦術の理解、献身と規律が求められます。また、今回はメンバー31人の内、海外出身選手が7カ国15人だったことも大きな特徴の一つでした。明確なビジョンとプランがあり、優れたコーチとハードワークに裏打ちされた選手の強い信念が、8強入りという結果に結び付きました。

 

 ラグビーはよく企業組織に例えられます。それはビジョンを経営者、コーチを幹部社員、選手を社員に置き換えるとどうでしょう。上司や部下という立場にかかわらず、全員がリーダーとしての意識を持つ、人ごとを自分事として捉えることができる人が多く集まる組織・企業づくりはまさに人間尊重の経営ではないでしょうか。

 

 そして今日本が、地域が直面している人口減少。法改正もあり、外国出身の労働者が今後ますます増加することが予想されます。言語・文化・生活環境が異なる人間集団を同じ目的に向かって進めていくことは、一見容易ではないと感じるかもしれません。ただ、ダイバーシティは今後組織運営を語る上で非常に大きな要素となります。

 

 時代の変化は目まぐるしく企業にとっても例外ではありません。組織は恐れずに変化を続けることが必要です。「ゴールはここじゃない」。