年末賞与前年比2.53%増 札幌以外の地域で上昇率大きく
2020年01月15日
19年夏季賞与・暖房手当も調査
北海道同友会が会員企業6050社(11月末時点)に対して実施した『年末賞与の腹積もり、夏期賞与の実績、暖房手当に関するアンケート』の調査結果がまとまりました。この調査は11月25日にアンケート用紙を郵送し、12月4日までに回答のあった147社分についてまとめたものです。回答企業の平均資本金は3672万円、平均従業員数44・3人。サンプル数が少ないため、一つの目安としてご利用下さい。
年末賞与の支給予定額は全道平均で43万6511円と、前年度実績2.53%増の若干のプラス。札幌以外の地域のアップ率が6.07%と上昇しています(表1)。業種別では『建設関連業』『卸・小売業』が前年対比マイナスになったものの、他の業種はおしなべて増額。金額では平均年齢が少し高いこともあり建設関連業が54万5313円と高くなっています。
夏期賞与実績は、全道平均29万3737円の微増。業種別では『建設関連業』『その他』以外が前年より高くなっています(表2)。
パートタイマーの年末賞与は、29.5%の企業が支給予定。平均額は35.55%アップの7万8661円と比較的高いアップ率となっています(表3)。支給企業の業種別では、『その他』を除いた業種で前年を上回りました。
暖房手当は支給なしと回答した企業が41.1%に上り、業種別で5割を超えたのは『建設関連業』です(表4)。暖房手当は全道の世帯主で10万6311円(マイナス2.51%)となりました。支給額は灯油価格の変動や暖冬の予想を考慮していることがうかがわれます。
★以下より詳細な資料をダウンロードできます。
2019年 年末賞与の腹づもり、夏期賞与の実績、暖房手当 に関するアンケート調査結果(速報)