中小企業成長に向け金融機関の役割語る 金融庁研修で守代表理事が講演
2020年01月15日
11月14日に金融庁が実施した秋期モニタリング実務研修に、北海道同友会の守和彦代表理事が講師として招かれました。
金融庁で開かれたこの研修には、金融庁・財務局の検査・監督職員100人余りが参加。守代表理事は中小企業から見る金融環境の変化と、中小企業の経営改善・成長のために期待される金融機関の役割などについて話しました。
とりわけ金融機関には、①経営者保証を外すための改善目標を明示する②当座貸越の枠をつくり、資金繰りの苦労を軽減させる③目利きができる金融機関退職者を再雇用して企業訪問を強化することなどを提起。持続可能な地域づくりのために共に汗を流していこうと呼び掛けました。
マイナス金利政策の下で地域金融機関の収益悪化が懸念される一方、2019年12月18日には金融検査マニュアルが廃止されました。金融機関と企業の相互理解がますます求められます。