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インターンシップ学ぶ、学校教職員と企業が懇談会(共同求人委員会)

2019年08月15日

松坂氏(右)と、講演する佐藤氏

 共同求人委員会は6月28日、第6回学校教職員と企業との懇談会を開催し、62人が参加しました。「地域の学校と企業の連携をどのように進めるか」をテーマに、文部科学省全国最優秀賞を受賞した山形大学のインターンシップの取り組みを、同大学の松坂暢浩准教授と受け入れ企業であるサニックスの佐藤啓社長(山形同友会・共同求人委員長)が講演しました。

 

 松坂氏は、1年生が中小企業で3日間行うインターンシップを効果測定し、学生と受け入れ企業の社員双方に教育効果があることを報告。「インターンシップを通して、地元中小企業で働く社員と学生が共に成長していける」と語りました。

 

 佐藤氏は、インターンシップの受け入れによって起こった自社変革を報告。自動車修理工場として創業し、良い会社づくりを考える中で経営者と社員が共に育つ学びの環境づくりのためにインターンシップの受け入れを決めました。学生の受け入れによって社員が自社の魅力を再発見して学生を育てようとするため、社員自身も成長する共育効果があることを実感しました。

 

 また、学生からは自分たちでは気付かなかった自社の強みを指摘され、学生の中小企業へのイメージも「明るくアットホームでチャレンジング。暮らしの中に中小企業が重要」という明るいものに変わりました。

 

 続いて「地域と連携しながらどのように仕事観を伝えていくか」をテーマに、グループディスカッションを実施。企業・学校側双方の立場から忌憚(きたん)のない意見交換が行われ、「ぜひ山形大学と山形同友会のようなインターンシップに取り組みたい」という報告が相次ぎました。