上ケ島正男氏 経営人生語る/オホーツク支部
2019年11月15日
オホーツク支部は10月24日、「同友会と共に歩んだ経営者人生」を開催し、自動車販売・整備を手掛ける上ケ島自動車の上ケ島正男相談役が話題提供しました。
上ケ島相談役は、自社が体験した「壁」として長年の課題であった残業問題を例に挙げ、工場のチームワークが悪く、終業時間を決めずに長時間仕事をしていた状態から、終業時間目標を1日3回確認することを何年も徹底して続け、最終的には残業時間が1時間半短縮された事例を紹介。
「目標設定をすることは、現実のさまざまな問題と向き合い葛藤することでもあり、社員にとっては慣れたやり方が何年も間違っていたと認める恐ろしさがある」と社員の気持ちを推し量った上で、「目標を達成しようと口で言うのは簡単だが、当社は何年もかかり七転八倒の苦しみだった」と生々しく振り返りました。
自社の課題と苦労を赤裸々に語る姿に、会場からは「業種は違うが、自社の課題と重なった」と感嘆の声が挙がりました。