藻谷浩介氏が登壇 里山資本主義解説/南空知支部
2019年11月15日
南空知支部は10月7日、日本総合研究所主席研究員の藻谷浩介氏を招き、「里山資本主義で地域を元気に」をテーマに特別講演会を開催しました。広く地域の方に同友会の存在を知ってもらおうと、空知総合振興局をはじめ管内9つの自治体、商工会議所や商工会に後援を頂き、行政、金融、教育機関、市民など130人が参加しました。
藻谷氏は、講演で「里山資本主義とは共生と循環再生のある経済システムであるとし、お金は単なる交換のための手段で、本当の価値は金銭に換算できない〝かけがいのなさ〟である」と指摘。
また、「周囲のイメージに流されず客観的な数値などを基に現状を認識することが重要」とし、「都市部では人口が流入し高齢化はしばらく進むが、地方では高齢化が止まる地域が出てきており、高齢者福祉のための財源を子育て支援などに回し、出生数が改善している地域がある。中小企業はそこで安心して暮らすために雇用をしっかりと守っていかなければならない」と結びました。
参加者からは「非常に参考になった。今後の考え方の基本にしたい」などの感想が寄せられました。