【我が社の自慢 32】スタンプで「縄文」PR/山田総合設計(函館市)
2019年09月15日
当社は建築設計の会社です。その自慢がLINEスタンプというと意外に聞こえるかもしれません。きっかけは同友会でした。
函館では、北海道・北東北の縄文遺跡群を世界遺産へという運動が官民で進んでいます。しかし、市民におけるその認知度は高いものではないことも知りました。
そこで、私が会長を務めている函館支部道南観光研究会で、セミナーを1回、道内外への視察を3回開催しました。学ぶほどにその精神に共感していきました。縄文時代は同地域で1万年続いた希有な文化で、その背景には争いがなく、感謝や共生共同等現代の日本まで続く文化の基礎があったのです。
そこで当社でもできることは何かと検討し、周知と拡散効果を視野に入れてこのスタンプを制作しました。函館市南茅部地区で出土した北海道唯一の国宝である中空土偶をモチーフ(名称はカックー)に、地域の特徴をより伝えるために北海道の方言を盛り込みました。地元の方にはクスっと笑えるものにもなっているのではないでしょうか。
このスタンプを通じて、縄文というワードを広げることで興味関心を少しでも持ってもらい、世界遺産へ認定が決まれば、道南地域の活性化には大いに寄与するものと確信しています。
▽設立=1982年、会員=代表取締役・山田俊幸、事業内容=建築設計・監理、建築物に関する調査及び企画、社員数=7人