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人を生かす経営推進へ 5委員会が合同学習会開催

2019年08月15日

熱く報告する林委員長

 

 7月19日、札幌に中同協経営労働委員長の林哲也氏(香川同友会代表理事、香川県ケアマネジメントセンター代表取締役)を迎えて、「働く人にとって魅力ある将来に夢の持てる企業づくり」をテーマに経営指針、共育、経営厚生労働、障害者問題、求人の全道各員会が合同学習会を開催し、60人が参加しました。

 

 林委員長は、「『中小企業における労使関係の見解』は国連の『持続可能な開発目標(SDGs)』と一致し、世界と日本の良心の直球ど真ん中。『人を生かす経営』に基づく企業経営を目指そう」と提起しました。

 

 また、「労働基準法」は最低限のものとの認識が薄く、「就業規則は見せたくない、腹の底では金のことは言わず、一生懸命働く社員を求めるという経営者も多い。社員をパートナーとして信頼関係を築く出発点は、経営者が経営に責任を持ち切るという経営姿勢にある」と呼びかけました。

 

 林委員長の基調報告を受けて行われた8グループでの討論では、「従業員との関係が改善し、労使見解に基づく企業経営ができれば、地域を変える力になる」「障害者も経営会議に参加できる仕組みを作っている」など経営者の覚悟を社員の方に分かりやすく伝え、信頼関係を築くための事例が数多く報告されました。

 

 閉会で池川和人副代表理事(ティーピーパック社長)が、「北海道同友会は50周年に向けて会員増強を進めているが、専門委員が同友会で学び、経営者の悩みに応える先頭に立つことが、同友会の魅力づくりの大きな力になる」と謝辞を述べ、林委員長の熱い講演に応えました。