新GDPで地域分析 馬奈木俊介氏講演(道北あさひかわ支部6月例会)
2019年07月15日
道北あさひかわ支部は6月10日、アートホテル旭川で6月例会を開催し、246人が参加しました。本例会は北海道同友会創立50周年、さらに支部創立45周年を記念した特別企画で、九州大学主幹教授で都市研究センター長の馬奈木俊介氏が講演しました。
国連「新国富報告書」の代表も務める馬奈木氏は、テーマの「新GDP(新国富指標)で読みとく、道北地域の豊かさ分析と持続可能性」に沿って次のように語りました。
経済指標には「GDP」が最も使われているが、健康、教育、気候変動などさまざまな課題を解決し、持続可能な社会の実現に向けて利用できる新たな指標として「新国富指標」を提唱している。これは地域の自然や人、インフラなど多面的な豊かさを数値化することで、地域資源の強みや課題を捉え、SDGsの各指標に絡めた施策に取り組むこと。
大事なことは地域としての目標を明確にし、自治体や企業、住民が協力して地域の価値を上げる。道北・旭川地域においても、何かに特化して自分たちの強みを最大限に生かす手法を考えてほしい、と結びました。
参加者からは「企業存続・経営指標を考える上で大変参考になった」と感想が寄せられました。