カンボジアでナッツ 萠運輸の近澤社長が講演
2019年06月15日
苫小牧支部女性部会は4月5日、ホテルウイングインターナショナル苫小牧で2019年度総会を開催しました。部会長は出頭万志子氏(ポプラ社長)を再任。新たに会員5人を迎え、22人で新年度をスタートしました。講演では萠運輸の近澤洋太社長(苫小牧支部会員)が「苫小牧発・海外ビジネス!世界に通じるオーガニックなカシューナッツをめざして―自分の直感を信じる―」と題し、自社の経営実践を報告しました。
きっかけは、引越しするお客様から、まだ使える食器や家具の廃棄を度々頼まれることが多く、14年にカンボジアでリサイクルショップを出店したことです。その後、現地スタッフからカシューナッツ耕作放棄地での就農を勧められ、日本では人気食材であったことから栽培を決断します。
カンボジア産のナッツは大粒で甘みが強いことが魅力ですが、ベトナムに原材料として安価で取引きされ、ベトナム産として国際市場に流通しています。さらに大量の農薬散布の実態があり、良質な商品を作るため、日本式農業によるオーガニック栽培への挑戦が始まりました。
4月には現地法人を設立し、将来的には自社ブランドによる高付加価値路線で、農家の所得向上にも貢献し、日本への輸出を目指します。