しりべし・小樽支部女性部会渚の会 山口氏らが報告
2019年04月15日
畳屋の挑戦、夢は海外展開
しりべし・小樽支部女性部会渚の会は、2月22日に新春例会を開催し、支部幹事を含む人が参加しました。創業111年の東畳工業5代目社長山口真三子さんと、娘のEC事業部長畑野未早さんが、「畳屋としての生き残りをかけた私の挑戦」をテーマに報告しました。
畳は日本固有の敷物で、高い断熱性、優れた吸放湿性を持つ日本の気候風土に適した床材です。最近の研究では、集中力を持続させる作用が認められ、畳を使用する学校が増えている半面、日本人の畳離れは進んでいます。
5年前からインターネットで、洋室向け置き畳や、腰痛の人用のソファー畳、ベッド用畳などオリジナル商品を道外中心に販売。最近では、客室リニューアルの際に縁無し畳を敷き、非日常的な空間をつくる高級旅館からの注文も増え、職人達も要望に応えるという喜びが糧になり、張り切って仕事をしています。
また、地元の人向けに「ミニ畳作成体験」を開き、実際に畳を作る作業を通して、畳の良さを伝える活動も地道に進めています。さらに日本の文化を愛する外国人向けにPRをして、現地で受注をとり、畳を海外に輸出する夢も語られました。