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ガイドラインを解説 全道4委員会 働く環境づくりで合同学習会

2019年01月15日

 全道経営厚生労働委員会が呼び掛けた、全道4委員会(経営指針、共同求人、共育)合同学習会が11月22日、札幌市内で開催されました。働く環境づくりガイドラインをテーマに、中同協経営労働委員会・山田茂副委員長(山田製作所代表取締役、大阪同友会代表理事)が報告しました。

 

 このガイドラインは『労使見解』をベースにした就業規則の作成・見直しや労働環境改善の取り組みを通じ、経営指針の全社一丸での実践につなげることなどを目指すものです。

 

 ガイドライン試案は8章60㌻からなる大作です。現在、各県同友会からの意見を聞いて検証されています。各章は「経営者の覚悟(経営姿勢)」「10年後の労働環境ビジョン」「現状確認」「未来年表」「生産性向上計画」「就業規則改定計画」「組織的取り組み」などにより構成されます。

 

 山田氏は「同友会の会員でも36協定の内容を知らない会員が半数以上いる。5割以上の企業が就業規則を作成していないなどの実態を放置していては、社員と共に働きがいのある会社をつくることはできない」と語りました。

 

 そして「一人でも採用したら就業規則を作成し、会社の経営方針、基本的な労働条件、働く人の権利、義務を明確にすることが大切」と呼び掛けました。

 

 参加者からは「ガイドラインが経営指針作成の手引きの副読本という位置付けであること、よい会社づくりの力になることを再認識した」などの感想が寄せられました。