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11月例会を開催BCP意義学ぶ 道北あさひかわ支部富良野地区会

2019年01月15日

 道北あさひかわ支部富良野地区会は11月22日、富良野市、富良野商工会議所との共催で11月例会を開催し、会員のほか、富良野市内の企業経営者ら19人が参加しました。

 

 この例会は、9月の富良野地区会幹事会で北海道胆振東部地震を振り返った際に「災害に対する備えをいま一度学ぶべきだ」との声があり、それに応える形で企画されました。

 

 講師に、北海道経済産業局産業部中小企業課の酒井哲也参事官を迎え、BCP(事業継続計画)策定の意義や必要性について聞きました。

 

 酒井参事官はBCPの策定手順を語ったほか、道内ではBCPを策定している企業は11・7%にとどまっており「策定に必要なスキルやノウハウがない」との理由で、中小企業ほど策定が進んでいない現状を報告しました。

 

 その後、BCPを策定している、藤井牧場の藤井雄一郎社長から「リスクヘッジのために取引先を分散させることが必要。計画があっても日常的に防災訓練を実施していないと、必要な時に機能しない」との事例が語られました。

 

 質疑応答では、専門家派遣などによるBCP策定に関する支援制度について質問が挙がり、有事に備えて現状を見直す機会となりました。