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挑戦する意欲に燃える 発信力向上へ循環型経済目指す 全道経営者“共育”研究集会inとかち

2018年11月15日

 第35回全道経営者“共育”研究集会inとかちが10月19、20日に帯広市内を中心に開催されました。絶好の晴天の中、全道から総勢838人と地方支部では過去最高の人数が集まり、企業と地域の課題を論じ合いました。

 

 今回の道研は、地域の活性化と域外への発信力向上につなげるため、「十勝からの挑戦」~北海道新モンロー主義(循環型経済)を目指して~がテーマ。

 

 1日目は経営指針、求人、社員教育や障がい者雇用など11の座学分科会と、農業、海外進出、宇宙への挑戦など、とかち支部全地区会が設営を担当した8つの移動分科会を設定しました。

 

 各分科会の報告や討論を通して、北海道経済活性化のための課題として、循環型経済の重要性がテーマとして浮かび上がりました。

 

 初日夜の懇親会は池田町産のワインによる乾杯で開会し、とかち支部会員が生産した食材をふんだんに使った料理が並びました。終盤には来年、とかちで開催される全道農業関連部会交流会のPRと、次回設営支部への「道研タスキ」の受け渡しが行われました。

 

 2日目は冒頭で、北海道同友会50周年記念事業のロゴマークが発表された後、いよいよ記念講演が始まりました。オカモトグループのCEOである岡本謙一氏が「十勝からの挑戦~社員が輝く経営を目指して」と題して報告しました。

 

 1950年に創業した同社は全社員約4250人。37都道府県に事業所を、海外には2つの現地法人を設け、十勝を代表する企業へと成長しました。

 

 77年、ガソリンスタンド1店の頃に入会し同友会で学び続けた岡本氏。これまでを振り返り「多くの失敗もしたが、挑戦しなければ成功はありえなかった」と語ります。

 

 そして、人を教育するのは苦手としつつも「育つ環境をつくり、任せて挑戦させることが大切。失敗こそ糧になる」と、社員教育や経営実践を講演しました。

 

 会場の帯広市民文化ホールは満席。参加した会員からは「圧巻の記念講演だった」と感動の声が寄せられました。

 

 2019年に北海道同友会50周年記念式典が、さらに20年は北海道で中同協総会が開かれるため、次回道研は21年。苫小牧支部の設営で開催される予定です。

 

全道経営者“共育”研究集会inとかち 各分科会の感想