合同企業説明会各地で開催
2018年09月14日
大学生の参加減少(札幌)
来春卒業予定の大学生、短大生、専門学校生らを対象とした「第2回合同企業説明会」が8月6日、ニューオータニイン札幌で開催されました。厳しい日差しが照り付ける中、41人の学生が来場しました。
今回の説明会では、幅広い業種から52社が参加しました。参加企業アンケートでは「ぜひ採用したい学生がいた」「まあまあよい学生がいた」が35%でした。
参加した学生は、大学23人、短大3人、専門学校10人、既卒5人という内訳。
来場者アンケートでは「訪問した中で魅力的な企業があった」が88%、現在の就職活動の状況では「内々定を受けている」が11%と、この時期でも学生が動いていることが分かりました。
「就職活動で相談やアドバイスを受ける相手」は「学校の就職課」が最も多く、今後は大学等との関係づくりが、採用活動において重要な位置を占めていくと思われます。
来場者昨年上回る(あさひかわ)
「第11回あさひかわ合同企業説明会」が7月17日に開催されました。旭川では、7年前より実行委員会(実行委員長・江口尚文旭川大学教授、事務局・同友会道北あさひかわ支部)の主催で開催しています。
本年度2回目の説明会には企業67社がブースを連ね、来場した学生328人は熱心に採用担当者の話を聞いていました。来場者は昨年度の同時期と比べると約2倍になり、高校生が180人ほど増加しました。
参加企業アンケートでも「真剣だった」「態度が良い」といった意見が目立ち、学生が前向きに就職活動に取り組む姿がうかがえました。
本年度は、6月に高校教諭との意見交換会を開催したほか、参加企業の仕事内容や1日のスケジュールを掲載した「企業PRシート」を学校に事前配布するなどの働き掛けを行ってきました。事務局では、そうした活動が来場者数に反映されたと考え、今後も連携を強化していきます。
高校生200人超参加(とかち)
とかち支部は8月1日、帯広市内で「高校生のための合同企業説明会」を開催しました。十勝管内20校から就職を希望する高校3年生206人が参加。出展した50社の企業ブースを回りながら、真剣に採用担当者の説明を聞きました。
主催した兼子賢共同求人委員長は「売り手市場で、我々中小企業の採用活動は厳しさが続いている。十勝の企業の魅力を直接高校生に伝える説明会を、今後も続けていきたい」と語っていました。
高校生向けの合同企業説明会は、就職試験を目前に控えたこの時期に毎年開催しています。また、前日には同じく高校生向けに「社会人になるための就職セミナー」を開催し、14校から131人が参加しました。
どちらも昨年度を上回る参加者数で、売り手市場の中、積極的に就職先を選ぼうという高校生の意識がうかがえます。