中小企業支援へk―Biz開設 釧路市
2018年09月14日
釧路市は8月21日、公設の無料経営相談所「釧路市ビジネスサポートセンターk―Biz」を北大通にオープンしました。開設前から市内の企業を中心に約170件の予約があり、期待の大きさをうかがわせています。
k―Bizは中小企業の売り上げ向上や起業を支援する相談所です。特徴は、①相談者も気づかない企業の強みを発見し生かす②ターゲットを絞り③消費者ニーズを捉えた具体的な提案をする―ことです。この「Bizスタイル」は静岡県の富士市産業支援センターf―Bizをモデルとしています。同センターは年間4000―5000件の相談案件のうち、70%を売り上げ増につなげています。その圧倒的な実績が評判となり、全国20カ所にBizモデルが広がっています。
k―Bizの開設は、2009年に制定された釧路市中小企業基本条例がきっかけです。市における起業の少なさと、後継者不足の課題を解決するために、釧路支部(現くしろ支部)がf―Bizセンター長の小出宗昭氏を招き、k―Bizくしろ起業サポート相談会を3年間実施。開設への道筋をつけることになりました。
k―Bizセンター長として全国110人の応募者から選ばれた澄川誠治氏は「継続的な支援を通じ、情熱を持って会社と地域を変えていきたい」と意気込んでいます。