高等支援学校を視察　函館支部障がい者問題委員会

2018年09月14日

　函館支部障がい者問題委員会は７月２０日、北海道北斗高等支援学校を視察し、１１人が参加しました。

　同校は２０１７年４月に上磯高等学校と校舎を共有する形で開校しました。一般企業等で実習を行う「北斗版デュアルシステム」の実践を通して、地域と協働・連携しながら、生徒の成長を支えています。

　当日は学校の特徴やカリキュラムについて説明を受けた後、授業や実習の様子を見学しました。同校では、卒業後に即戦力になるような社会で役立つ学びや実習を重視しており、挨拶や生活習慣に対する教育も徹底。

　また、通常の学問のほか、職業に就くための校内実習（清掃、介護、シーツ交換、除草等）と、協力企業での現場実習を行っており、３年生になると就職試験を兼ねた職場実習を行う予定です。介護実習では実際に生徒がシーツを交換しながら、作業を行う上でのポイントを説明してくれました。

　参加者からは「一般高校と共生することに価値がある」「作業能力が高かった」「実習の受け入れについて詳しい話を聞いてみたい」「実際に社会に出てからが大切。受け入れる企業の在り方を学び合い、理解を啓発していきたい」等の感想が挙がり、障がいや雇用に対する理解を深めることができました。