新支部長に聞く② 苫小牧支部 長谷川智氏
2018年07月15日
世代間の壁取り払い共に行動を
2回目は苫小牧支部の長谷川智支部長(鈴木住建会長)です。支部組織が拡大する中、低下してきた会員の行事参加率の向上やシニア会員と若手会員の交流を促すなど、活発な同友会活動を目指します。
―支部長就任の抱負や活動方針をお聞かせください。
同友会は仲間づくり、会社づくり、地域づくりという3本柱が基本。年配の方と若い方との間にある見えない壁を取り払い、一緒に行動していこうという先代、先々代の取り組みを継続していきたいと思います。前進ありき、考える前に一歩踏み出そうという「一歩前へ」をテーマに動いていければと考えています。
―苫小牧支部の課題を教えてください。
支部には196社が所属していますが、参加率の低下が見られます。行事にほとんど参加しない会員に一つでも二つでも参加してほしいと考え、例会を組み立てる部会と委員会の充実を図っています。時間を費やしても決して損のない例会をつくります。
今の30代、40代の方たちは、先輩経済人との接点を、自分たちでつくるという意欲が非常に薄いように感じます。地域経済をつくり上げてきた方たちのオーラを感じるだけでも、若い方たちには大きなプラスになると思っています。
―今後の展望をお聞かせください。
変化なくして活動はできないので、多少なりとも新しい風を取り入れていきたいと思います。人間が人間のためになぜ動くのかということをもっと考えて、真のつながりをつくっていければと思います。苫小牧支部は中小企業の集まりなので、地域の活性化なくして生存できないし、企業ありきで走っても限界があります。同友会は勉強ありきの会ですが、フィードバックを受けることで自分にプラスになり、会社にも還元できる団体です。個人や会社、まちづくりのために今後も取り組んでいきたいと思います。