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同友会は、中小企業の繁栄と、そこで働く全ての人の幸せを願い、地域社会の発展のために活動しています。

新支部長に聞く① オホーツク支部 田村友朗氏

2018年06月15日

1次産業中心に企業が支え合う

 

 ことし春に開催された全道各支部の総会ではオホーツク、苫小牧支部で支部長が交代しました。今号から新支部長に、抱負や今後の展望を聞きます。1回目はオホーツク支部の田村友朗支部長(ファイナンシャルプランナー事務所アップデート代表)です。田村支部長は管内の企業が共に知恵を出し合い、オホーツクが誇る1次産業を中心に、企業が支え合う地域づくりを目指しています。

 

 ―支部長就任の抱負をお聞かせください。

 

 オホーツクは農林水産業などの1次産業が強い地域です。地域内には、中小零細企業が多いですが、そのような小さな企業が1次産業に少しずつ関連する仕事を行い、地域を支えていると感じています。

 

 一方で、台風などの自然災害で1次産業が大打撃を受けると、それを支える企業にも同じように損害が発生してしまいます。1次産業の生産者は、国などからの救済措置がありますが、関連企業には無く、同友会にはそのような企業を守る役目があると考えています。

 

 そのためには、現在同友会の活動に積極的ではない会員企業も含めて、多くの企業に同友会活動に参加してもらい、お互いに知恵を出し合える環境づくりが必要だと思います。

 

 ―どのような活動の方向性を考えていますか。

 

 同友会の活動に参加してもらうには、各企業が興味を持つような魅力的な活動が必須です。同友会の会員企業や、外部の企業にも「何か面白いことをやっているぞ」と思わせる会員間の活動や対外的な講演会などで、同友会活動への入り口を広げられたらと考えています。

 

 ―今後の展望をお聞かせください。

 

 カーリングのLS北見が地方から世界に飛び出したように、オホーツク地域の中小企業からも大きな挑戦のような取り組みが生まれてくれるとうれしいです。

 

 多くの会員企業に月1回の例会に参加してもらい、支部全体として、自社に無いものを学び合える組織にしていければと考えています。例えば、各社が進める取り組みの中で苦慮していることなどを発表してもらい、集まった異業種の会員経営者の知恵と力を合わせて、解決策を導き出せるような活動も実施できればと思います。