リーダー論熱く語る 苫小牧支部 コンサドーレの野々村社長
2018年04月15日
苫小牧支部は2月20日に2月オープン例会を開催し、コンサドーレの野々村芳和社長が「コンサドーレのリーダー論」をテーマに講演しました。支部青年部友知会が設営を担当。支部例会としては異例の280人が参加し、会場は熱気に包まれました。
野々村氏は現役時代、チームのキャプテンとしてコンサドーレをJ1昇格に導き、同クラブ社長に就任してからも再びJ1昇格、さらに2017年には残留を果たしました。
野々村氏のようにプロ選手経験のある社長はまれだといいます。その特長を生かし、選手たちと頻繁にコミュニケーションを取ることでクラブをまとめています。強豪鹿島からオファーがあった選手の慰留や、小野伸二選手ら元日本代表選手の獲得に成功した際も、社長自らチームのビジョンを語り、年俸以外の価値を示すことで実現しました。
野々村氏は「今後も北海道におけるサッカーの価値を高め、チームと共に戦う仲間を増やしていきたい」と語りました。
資金力が豊富ではないチームの生き残りを懸けた戦略は、中小企業経営と重なります。質疑応答では途切れることなく手が挙がり、今後のクラブ経営の在り方やファン層拡大についての考え方などを野々村氏に直接聞くことができました。