全研in兵庫に参加して 第20分科会報告に感銘
2018年03月15日
ありんこ 代表取締役 南部均 (札幌支部会員)
2月8―9日に兵庫県で開催された、第48回中小企業問題全国研究集会(全研)に参加し、全国から集まった2000人を超える経営者と共に学びを深めました。
「海苔屋版〟不易流行〝」を掲げた第20分科会では、鍵庄の入江惠子社長の報告を聞き、本社工場を見学しました。
驚いたのは海苔文化の違いです。当社では、おにぎり用に板海苔を使っていますが、関西では味付け海苔が一般的で、品ぞろえも豊富にありました。同社は創業以来、一番摘み明石のりだけを使い「赤ちゃんが食べられる海苔を」と粉砕技術を確立。粉砕加工の受託や、海苔から抽出される成分、ポルフィランを使った化粧品の販売など、次々と挑戦する意欲に溢れた報告に感心しました。
震災復興シンポジウムでは、阪神・淡路大震災時と東日本大震災時の体験報告がありました。地域の雇用と生活を守るのは中小企業であり、だからこそ潰れない努力をするのが経営者の役目だと、会場全体が納得していたようでした。